【高知】文久土佐藩 舞台の街を歩く①
『舞台刀剣乱舞 維伝 朧の志士たち』をついに観劇して参りました、彩生です。
(※以下もネタバレはございませんのでまだ維伝未観劇の方も安心してご覧頂けますと幸いです…!)
刀ステ作品は、初演から全て観劇しているのですが、今作は自分の好きな時代、歴史上の人物、刀たちという点を除いても、心が熱くなって涙が止まらなくなる場面が多かったです。
神戸初日に観劇をしましたが、公演後はスタンディングオベーション。立ち上がって拍手をする間にも涙が止まらず…。
この時代に生きていて、この作品に出会えて、こうして生で観劇することができたことの嬉しさを改めて噛みしめるのでした。
さて!そんな維伝の興奮も冷めやらぬ今だからこそ。今回の作品の舞台でもある高知での旅行記をあげておこうと思います。
登場人物に関係ある場所や、歴史を知ることができる場所など、今回の作品で土佐が気になってしまった方には是非!高知の空気を生で感じてほしいなぁなんて思ってしまうのです!
今年二度目になる高知への旅。
まずは前回時間の関係で向かうことができなかったアクトランドさんへお邪魔しました。
こちらには、蝋人形で龍馬の人生を再現した『龍馬記念館』があります。
外観、この写真しか撮っていなかったことを離れてしまってから気づいたのですが…
こちらの門をくぐってすぐ『自遊空間』という、遊具で遊べるフリースペースがあるんです。小さなお子さんは勿論のこと、成人してから何年も経っているわたしも思わず楽しんでしまうほど…(笑)しかもそれがなんと無料なんです!時間に余裕があれば何時間でも遊んでしまいそう…。
そして目的の、龍馬記念館!
入り口では龍馬像が出迎えてくれます。
激動の生涯を等身大の蝋人形でリアルに再現!というホームページの言葉通り、これが凄かった!
等身大なので、普通の人間と同じくらいある蝋人形が並んでいるだけでも迫力があるんですけど、そのひとつひとつが本当にリアルなんです(夜中に動き出しそう…笑)。
ホームページの紹介文を読むと『似た素材ではなく、実際の人間の髪が使われています』とのこと…!シワや髭、表情もリアルですよね。
衝撃的だったのがこちらのシーン。鏡川での水練というシーンなのですが、実際にお水が…
以蔵さんや、龍馬の最期を伝える場面も。何枚か写真を載せておりますが、これはほんの一部と言っていいほどに見所が沢山ありますので、是非実際に足を運んでみてください!
そして、2019年7月27日から2020年1月26日までは『龍馬と刀剣-刀剣展示-』と題しまして、刀剣の展示も行なっております。
こちらと合わせてアクトランドでは7月から『幕末志士イケメンプロジェクト』(通称『幕イケ』)というコラボプロジェクトも。
武市半平太は藤未都也先生、岡田以蔵はキナコ先生と、刀剣乱舞でもお馴染みのイラストレーターさんがキャラクターを描かれていることや、ストーリー動画やグッズの展開もあるようなのでこちらも要チェックです。
創造広場 アクトランド
『龍馬記念館』
開館時間 10:00〜18:00
龍馬記念館の単館チケット 大人1500円
その他 全館出入り自由の1日パスポートなども。
詳しくは公式サイト | 創造広場「アクトランド」をご確認ください
アクセス
・高知龍馬空港から車で10分
・高知駅から車で30分
・高速道路(南国I.C)下車20分
・のいち駅より市営バス(のいち北部循環線)三宝山登り口 下車徒歩 1分
・のいち駅より徒歩10分
アクトランドを満喫して、次に向かったのは桂浜。
高知県立坂本龍馬記念館!…へ向かう前に腹ごしらえです。
画像に写っている記念館のお隣の建物、国民宿舎桂浜荘さん。1階にあるレストラン『きてみぃや』にてランチをいただきました。
桂浜を眺めながら食事ができます。
画像の鰹のタタキ丼はお吸い物と漬物付きで860円。
こちらでは画像の龍馬カプチーノのほかにも龍馬ケーキや龍馬カステラ(新婚旅行で食べたと言われる当時のレシピを参考に作られているそう!)という龍馬づくしなメニューも。
宿泊プランや他のメニューなどはこちらでご確認ください。
お腹が満たされたところで、次はついに、坂本龍馬記念館です。
こちらでは2019年10月5日から12月10日(ついに明日!)まで、特別展『維新十傑 ー創造・行動・志ー展』を開催中。
現存する龍馬佩用とされる刀五振りが勢ぞろいしているほか、国指定重要文化財の龍馬の資料、そして手紙を観ることができます。
わたしが龍馬を好きな理由のひとつに、彼が書いた手紙にあるのですが、姉乙女さんに宛てた手紙のいきいきしとした語り口や筆の流れ、絵を交えて伝える細やかさ、いずれも龍馬の魅力が詰まっていてきゅんとしてしまいますよね…!
(個人的に、独特の例え話から始まる文久3年1863年3月20日 坂本龍馬書簡 坂本乙女宛が好きなので!推しておく!)
そして、それらの手紙を受け取り、大切に保管してきた乙女さんや坂本家の皆さん、子孫の方の思いが詰まっていると思うと胸にぐっとくるものがあります。
そして、わたしが伺った後期の期間中に展示されていた『書画貼交屏風』(前期は『梅椿図』)。この屏風は暗殺現場にあったとされ、血が飛び散っているのが今でも確認できるのですが、これらは龍馬の最期を看取ったのだ、その全てを目撃していたのだ、そう思うと色々な感情が浮かんできて、気づけば長い時間この屏風と対峙していました。
こちらの展示、さらに豪華なのが、刀剣乱舞で陸奥守吉行を演じていらっしゃる濱健人さんによる音声ガイド。
土佐弁で語られる説明は温かく、まるで陸奥守吉行が隣で一緒に展示を観ているような感覚になります。
坂本龍馬が最期の時まで側にあった陸奥守吉行。この刀が龍馬に送られるきっかけとなる、兄・権平さんに宛てた手紙(慶応2年1866年12月4日坂本龍馬書簡 坂本権平宛/写しのみ現存)やそのエピソードが大好きなのですが、その解説は聞いていて涙が出てきてしまうくらいで…非常に良かった、何度でも言う!非常に良かった!!!!
しかもこの音声ガイド、無料なんです…信じられない…。
展示、音声ガイドともに明日までと時間が迫っておりますが、音声ガイドのシナリオが通信販売にて購入できるので(しかも1冊50円…!)、是非手にとってみてほしいなと思います。
開館時間 9:00〜17:00
(最終入館 16:30)
観覧料 企画展開催時700円/その他の期間500円